マンゴスチンの栄養と健康効果



マンゴスチンの活用

 

マンゴスチンの種類は基本的にひとつだと思ってください。マンゴスチンは果皮がかたくて赤紫色。中の果肉は乳白色で房(5~6コ)に分かれています。

 

何より上品な甘酸っぱさが特徴ですが、実は雌だけで繁殖できる「単為生殖」の植物ということで、何世代も雌のクローンが生まれ続け、個別の品種はないのです。

 

日本でも生果が手に入るようになったマンゴスチンですが、もちろんしっかりいい物を選びたいものです。見分け方についてですが、まずは果皮に水分があって、適度に弾力があるものを選んで下さい。果皮が乾いている場合は、収穫されてからある程度時間が経ったものとなります。もともとマンゴスチンは鮮度が低下してくると皮が固くなってくるのです。

 

また、上にガク付いているのですが、これが緑色なら新鮮な証拠です。このガクも時間が経つにつれ次第に黄色っぽく変化するのです。果実のサイズは大きい方が果肉が多く詰まっている可能性が高く、小さい物は中の果肉も小さくて、食べるところがかなり少なくなってしまいます。つまり歩留まりが悪いわけです。

 

保存したい場合は、とにかく乾燥を避けることが大切で、少し湿らせた新聞紙などで包んでから冷蔵庫で保存しましょう。それでもあまり日持ちはしないので、買ったらすぐに食べるのがお勧めです。

 

食べる時は、皮は手でもわりと簡単に剥けますが、ナイフで回りに切り込みを入れ、皮の半分を外した方がラクに食べられます。生食はデザートにも最高です。他にもシャーベット、ムース、ゼリー寄せ、タルトなど、いろいろ楽しめると思います。